ご依頼者のご希望、社会的な要請に対し、知恵と技術をどのように結びつけるかというソリューションを考えぬき、実空間として現していくこと、そしてそのプロセスをご依頼者と共に創り上げていくことが、私たちの仕事です。 空間形成におけるあらゆるフェイズ、小さな場から、建築、街、都市のスケールにいたるまで、どんな空間づくりにおいても、構想、設計から建設の過程まで、確かなマネジメント力、実現力でお応えします。

Ikeda Kokubun Design Studio (IKDS) is an architectural practice based in Tokyo. IKDS is a small organization, but that's the reason why we stand at the front of every project consistently, pursuing our philosophy to be responsible for providing innovative and the best design solution for the clients.

  1. ガーデンパサージュ広尾東西に90m、高低差13mに渡る敷地において、立体的に連続するテラスハウス構成と、道路から見て奥側にある住戸へのプローチとなる路地空間〜パサージュをガーデンと見立てた潤沢な共有空間、さらに断面構成の工夫によりエントランスや駐車場を計画した集合住宅。各住戸は、構造形式の検討により室内外が一体的に捉えられる中庭形式としている。
  2. 目黒区立東山備蓄倉庫公園ゾーンの端の区画に計画された、備蓄倉庫。地域住民のための施設でありながら、通常利用されないために馴染みが薄い施設になりがちなところを、積極的な壁面緑化と、オブジェのような形態とすることにより、公園施設の一部とするという発想で構成した。
  3. 東北公益文科大学公益ホール(酒田市公益研修センター)市民と大学との連携・交流の中心的拠点として、酒田市の発注により建設され、東北公益文科大学が管理するホール。しつらえとして、 多目的ホールを中心としたプログラムにおいて、街に開かれたホワイエ、ガラス越しにロビーからも眺めることができるホールなど、講演会や学生の文化活動、市民との協働の場として活用される生涯学習施設にふさわしい賑わいを演出している。
  4. 小規模保育所へのコンバージョン住宅街の既存ストックの有効活用としてコンバージョンした小規模保育所。いずれも検査済証がない建物の図面おこしからはじめ、機能と安全性の確保を前提に、当時の制約(面積100㎡以内)において法的整合性を確保しながら改修、小空間ならではの生活環境として柔らかなデザインにて再構成した。
  5. cMA-1写真スタジオとして使われていた建物に改修と増築を施した、集合住宅へのコンバージョン。スタジオの階高4.5m、一般部分の階高3mを内包しつつ、部屋として分断されて認識されていない躯体のポテンシャルを生かし、一部の界壁を取り払って構造補強を行いながらスキップフロアの居住空間に再構成した。
  6. 立川市立中砂保育園 大規模改修築47年の公立保育園の大規模改修。要素の再構成、園児と大人の動線とものの動きを考慮した動線計画を含めた安全でやさしいデザインにより、活き続ける公共施設としての新たな顔を獲得し、さらに利用者のモチベーション向上により良質の保育環境形成が実現され、劣化部の修繕という効果を超えた改修となった。
  7. 古都の別墅風情ある街並みにあった古ビルのコンバージョン。下階を簡易宿所、上階をオーナーの居間として改修。機能的にミニマムながら、古都の町における居場所としてふさわしい造作を設え、モダンテイストとの調和をはかった。
  8. 竹やぶ構造の家コンクリート擁壁とともに既に造成されていた宅地に計画した住宅。竹やぶをイメージした細いスチールパイプのユニットを擁壁に直接のせて剛性を持たせることで、敷地を最大限生かしたスペース確保と、2階居住空間の開放性を実現した。
  9. コーナーツリーの家敷地にあった桜の大木を生かし、様々な居住空間から樹木を感じられるように複数のレベルの床を設定し、各所のつながりを十分に確保した、軽やかなスキップフロア構成の住宅。家全体が吹き抜けでつながっているような空間構成により、家族がいつも互いの様子を感じながらも、個室や籠りコーナーなど、プライベート空間やそれぞれの居場所の距離を確保することで、明るく風通しよく、快適な住まいを構成した。
  10. 今様組格子の間低層マンションのインテリア改修。空と緑を感じつつ、周辺建物に対する徹底的な視線の制御を目的に、調度品との完璧な調和を目指しつつ、組子パネルとテキスタイルによる多層のスクリーンを設え、くつろぎの場を構築した。
  11. 折天井の家閑静な住宅街の邸宅を母屋としたその脇に、大木を庭内に移植して敷地を確保して計画した住宅。鉄骨造のスキップフロアに、くつろぎ、執筆、食事、就寝といった空間目的に沿ったボリュームを割り当て、それぞれが視線と往来によって緩やかにつながる空間構成の上に、軽やかな木の屋根天井をかけ、住戸全体をまとめた。
  12. 石神井公園の集合住宅敷地延長部をもつ敷地において重層長屋として計画した、5住戸のコーポラティブハウス。建築規模は接道幅が小さいために自治体の許可申請を受ける前提から制約がある中、立体的な構成において、効果的なドライエリアの配置と、最大限に空と隣地への開放性を確保した居住空間の形成を追求した。
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